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スープにも家系図がありました。
『スープ』とひとくちにいっても、さまざまなタイプのものがあります。普段私たちになじみのあるスープは、大きくわけて2種類。
「コンソメ」タイプの透明なスープと「ポタージュ」タイプの濃くてとろりとしたスープ です。
ところが、フランス料理で正式に分類すると、スープはすべて「ポタージュ」。pot(フランス語で鍋)で作られたものという表し方が語源になっているそうです。
スープの写真

スープに造詣の深い食文化での区分けを、もう少し探ってみましょう。

仏語でスープとされる『ポタージュ』も大きく2つにわかれます。
(1)ダシをベースに作るスープ(仏語でブイヨン、英語ではスープストック)
(2)それ以外のもの
『ダシ(ブイヨン、スープストック)』をベースにしたものはさらに2つにわかれます。
(3)ポタージュ・クレール---澄んだスープ(日本でのコンソメ)
(4)ポタージュ・リエ---野菜ピュレをつなぎにして濃度をつけたもの(日本でいうポタージュ)
『ダシ(ブイヨン、スープストック)をベースにしていないスープ』の代表はポトフやブイヤベース。魚介やまるごとの野菜など、入っている具そのものを食べるうえ、具材がそのままダシとなるような種類のスープです。日本では「お鍋」に近い感覚かもしれません。

西洋料理として入ってきたスープですが、わたしたちの生活にはもう馴染み深いものです。

普段何気なく呼んでいる「コンソメ」とは、仏語で「完成された」という意味。
なるほど、澄んだスープなのに味わい深いコンソメには、なにかひみつがありそうです。
完成された、スープという輝かしい意味を持つコンソメ。
これから少し、その理由についてご紹介しようと思っています。

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参考文献
『スープ入門』(社団法人日本セルフサービス協会・日本食料新聞社 1986年)

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