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工場をスイス・タインゲンに移し、世界で初めて乾燥スープの生産を開始。小麦粉や豆類、ベーコンなどを混ぜて紙で巻いた最初のスープは、その形から通称「スープソーセージ」と呼ばれていました。今でもヨーロッパでは、ほぼ同じ姿のままお店に並び、多くの人に親しまれているのだとか。
まっ赤な洋服と帽子に身を包み、スープを運んできてくれるクノールの人気キャラクター「クノーリ」が広告に初めて登場。1948年9月15日に初登場すると、たちまち子どもたちの人気ものになりました。デザイナーのH・トマミヒェルによると、クノーリは“親切な山の精”をモチーフにしたのだとか。
1949年5月24日、「チキン入りヌードルスープ」を発売。手軽にスープを作ることができるうえ、手作りのような味と香りが好評で、発売した年に640万食分が売れるという大ヒットを記録。また、発売後に料理のできない男性から「自分にも鶏料理を作れるようにしてくれた!」と感謝状が届いたという逸話ものこっています。
スープで成功をおさめたクノールは、調味料の生産も開始。1953年には、香り高いスパイスを使ったハーブの調味料「アロマート」を発売します。当時の社長が名前を考案したこの商品は、スイス中でレストランや家庭の食卓の定番に。スイス人は海外旅行に出かける時に「アロマート」を持ち歩き、故郷の味を楽しむと言われるほどの人気商品になりました。
野菜やジャガイモを顆粒にできないか試行錯誤を繰り返し、1960年にインスタントマッシュポテト「シュトッキ」を発売。これまで料理に使っていた1時間を自由に使える!という広告が人気を博し、スイスでは、商品名がマッシュポテトの同義語として使われるほどに。